ソフトバンク株のNISA移行に危険信号?株価1万円の攻防に注目

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今年はソフトバンク株の上昇率が凄まじいです。

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年初の株価3,000円から日を追うごとに上昇速度を加速。
12月11日現在、遂に年初来高値は9,000円にまで到達しました。既に3倍近くまで上がり、ここまでくると「年内に1万円行くのでは?」という期待がもてます。

「明確な海外戦略」を打ち出し、日本だけでなく米国へ進出する足がかりを得たことで、海外投資家からの買いも入り、これから株価は1万円を超えていくと思われます。

来年からはじまるNISA(少額投資非課税制度)でも、運用銘柄として最有力候補になってくるソフトバンク株。
しかし、このまま株価が上昇し、年内に1万円に達してしまうと、NISA口座でソフトバンク株が買えない事態に陥る可能性が出てきました。

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「株価1万円」の攻防とは?

何故、ソフトバンク株が1万円を超えるとNISAで運用できなくなってしまうのか?
それはソフトバンク株の「株価」と「売買単位」の関係にあります。

「株価」と「売買単位」の関係とは?

そもそも株式は「売買単位」という1度に購入できる株の単位が存在します。
「売買単位」は銘柄ごとにそれぞれ異なっており、1株で購入できる株もあれば、1,000株買わないと購入できない株もあります。

ソフトバンク株の売買単位はどうでしょう?
現在の売買単位は「100株」です。今年の年初の株価3,000円の時は、30万円で100株購入できたことになります。

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では今後、このまま株価が高騰していった際に、最低必要な金額はどう変化するのか?
現在の株価は9,000円近くまで上昇しており、このまま1万円を超えた場合、新たにソフトバンク株を購入するなら、1万円×100株と100万円以上の金額が必要になってきます。

このように、株を購入するのに必要な金額を算出する場合、株価だけなく売買単位も考慮しなければなりません。

何故、NISAで買えない?

さて、ここでNISAの制度を思い出してみましょう。
NISAは「100万円以内の株に対する売却益や配当金が非課税になる」という制度です。

「100万円以内の株」と一言で言うとわかりづらいですが、簡単に言うと「株価×売買単位で求めた金額が100万円以内なら買える」ということです。

これをソフトバンク株にあてはめてみます。
売買単位が100株なので、株価が1万円以下の場合、100万円以内に収まるのでNISA口座でソフトバンク株を買い付けることが可能です。

逆に1万円を超えると、再び株価が1万円を割るまで、ソフトバンク株はNISA口座では買うことはできません

1万円を超えた後の「株式分割」に期待

ソフトバンク株が1万円を超えた場合、株を購入するのに100万円必要になるため、個人投資家からは買いづらくなる銘柄になります。
ソフトバンクのような個人投資家の割合が多い銘柄では、できるだけ個人が投資しやすい環境を作る必要があります。

そこで期待出来るのが「株式分割」です。
個人投資家離れを防ぐために、ソフトバンクが100株から10株への10分割を行ってくる可能性が出てきます。

「株式分割」は株価が高騰した際に、株の単位を切り下げる手段で、ソフトバンクの小会社になったガンホーも今年は何度も株式分割を繰り返しています。

「株式分割」のメリットは以前、ガンホーの株式分割の際に記事にしました。
ガンホーが行った株式分割。何故、分割で株価が上がるのか?

今後も要注目のソフトバンク株

今後、ソフトバンク株が年内に1万円を超えるかどうかは要注目です。

ソフトバンク株をNISAへ移行するベストシナリオとしては、以下のとおり。

  1. 年内に9,000円台でソフトバンク株を特定口座から売却
  2. 年末年始にかけて資金をNISA口座に移す
  3. 年明けにNISA口座から1万円以下でソフトバンク株を100株購入

このベストシナリオが実現すれば、今後来るかもしれない「株式分割」のメリットも享受しつつ、キャピタルゲイン(売却益)も狙えます。

長期投資銘柄としても有望なソフトバンク株。NISAの恩恵を最大限受けるなら、この年末年始が勝負どころと言えそうです。

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