エース(楽天)がメジャー(東証)に?楽天が行った市場変更のメリットとは?

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11月26日、株式市場が引けた後に、株式会社「楽天」がジャスダック市場から東証1部に市場を変更するという発表を行いました。

市場変更と同時に「株主優待制度の導入」「記念配当」を実施するとの発表も行ったため、翌日27日の株式市場では楽天株が1,544円(7.6%高)まで買われました。

「市場変更」「株主優待」「配当の増額」と株価が上がる3つの要因が組み合わさった事が高騰の理由ですが、それぞれどういったメリットがあるのでしょうか?

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市場変更によるインパクト

今回、楽天が行った市場変更は「ジャスダック」から「東証一部」への変更です。

東証一部に市場を移せば、TOPIX(東証株価指数)に連動するファンドやETF(上場型投資信託)にも組み込まれるため、そういった指数に連動したファンドを運用するマネージャーからの買い付けが予想されます。

ジャスダックは比較的、ベンチャー企業向きの市場であり、時価総額が2兆円近くある楽天はダントツの首位を維持し、市場を引っ張ってきた存在でもありました。2位はガンホーの7,500億円とその差は1兆円以上。

それは逆にジャスダックの他の新興銘柄にも足を引っ張られていたという要因でもあります。ジャスダックやマザーズなどの新興市場を運用するファンドマネージャーから見たら、エース級の銘柄メジャーな市場(東証一部)に行くわけです。

これはまさしく田中将大投手(通称マー君)が、ポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦しようとする構図に似てますね〜。
プロ野球界に先行して、株式市場ではメジャー移籍が実現することになります。

このようにメジャーな市場に移るということは、銘柄としての信用が向上することになり、機関投資家や海外投資家からの買いが入りやすくなることが、大きなメリットとなります。

株主優待制度の導入

楽天は株主優待制度の導入も決めました。
優待制度の内容は以下のとおりです。

  • プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」主催の公式戦に抽選で招待、または優待価格での観戦チケット提供
  • 抽選で楽天イーグルス選手の直筆サイン入りグッズをプレゼント
  • 楽天市場で利用できるクーポン券
  • 楽天トラベルの国内・海外ツアー「楽パック」に使えるクーポン
  • koboのコンテンツ購入に使えるクーポンを贈呈

多角経営で知られる楽天ですが、楽天市場の利用者だけでなく、プロ野球の楽天ファン、そして楽天koboの利用者も恩恵が受けられるバランスの良い優待になっています。

ちなみに楽天koboは、iOS端末でもアプリ経由で利用できますので、koboを持っていなくてもクーポンを利用できる機会はあります。

株主優待は、2013年12月31日時点の株主名簿に記載された100株(1単元)以上を保有する株主が受けられる制度です。この日に楽天株を保有していることが条件となってくるので、優待狙いの人は注意が必要です。

記念配当の実施

楽天の前期配当は3円でしたが、この度の楽天ゴールデンイーグルスの初優勝を記念して、1株あたり1円の記念配当が加算されます。

これで13年12月期分の年間配当3円と併せて4円となり、前年度0.2%だった配当利回りが0.25%まで向上することになります。

来年からはじまるNISA(少額投資非課税制度)では、配当金についても非課税の対象となるので、NISAで楽天株を運用する予定の人は、こういった記念配当が発生する銘柄は選びやすい株になってきますね。
楽天イーグルスのファンも増えてきそうです。

まとめ

以上、3つの要因が楽天株を押し上げた要因となります。

他にも楽天の現物株を米国のドル建てで売買できる「ADR」という設定もなされ、今後の海外展開を進める準備をしていることも、買われる一因となっています。

ソフトバンクのように明確に海外展開を進める銘柄は、機関投資家や海外投資家からの買いが入りやすく、楽天もその例外では無くなってきているようです。

優勝セールの誤表記問題、医薬品のネット販売など何かとニュースでも取り上げられる楽天。
今後はいろいろな意味で要注目の銘柄のようです。

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