貧乏人が激怒するブラック日本の真実【書評】情弱は情報の裏側を読め!

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ベストセラー「3年で資産3億円をつくった私の方法」を書かれた、午堂登紀雄さんの著書「貧乏人が激怒する ブラック日本の真実」を読みました。

世間的に「ブラック」という言葉を組み合わせた「ブラック〇〇〇」というワードを最近、目にするようになりました。ブラック上司、ブラック彼氏、ブラック家庭などなど・・・
本著で述べられていることは、全てのブラックを取り巻く私たちが住んでいる、日本という国の根本的な仕組みです。

「ブラック企業」は辞めれば、その環境からは抜け出すことはできます。本当に恐ろしいのは、自分たちの気づかない間に「搾取社会」として形成されてしまった「ブラック日本」です。

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ブラック日本の最大の犠牲者は「情弱」

photo credit: visualpanic via photopin cc

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情報弱者(情弱)と呼ばれている人達がいる。
某掲示板などでも「情報に疎い人」という一種のネットスラングとして使われ、言葉のイメージとしてはあまり良いイメージはない。

この本で述べられている情弱とは「思考することを止め、情報を受け身でしか得ていない人」の事を指している。誰かの発信する情報を信じ切ってしまい、その言葉の裏を読もうとしない。

例えば、安倍総理が国会で「アベノミクスで経済を強くする!」と宣言したニュースをテレビで見たとする。情弱は「よくわからないけど景気が良くなりそうだなぁ」という期待を持ち始める。しかし、アベノミクス効果で為替は円安になり、さまざまな輸入品が値上がりはじめると、「これじゃ生活できないよ!」と文句を言う。

そもそもアベノミクス自体が「強気を助け、弱気をくじく」政策であることを考えようともしない。これからの時代、思考停止状態に陥っている情弱は、情報の裏に潜む嘘や狙いを見破り、自分で考える能力を身につけていかなければならない。
これは今後、ブラック日本で生きているためには必須のスキルと言えるだろう。

「ブラック企業」という幻影

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最近、テレビでも話題となり流行語大賞にもノミネートされた「ブラック企業」というワード。
はてなキーワードによると、この「ブラック企業」とは「従業員に対して、劣悪な環境で労働を強いる企業」のことを指す言葉なのだとか。

厚労省の過労死ラインである残業時間は「月80時間」。月に20日働くとすると1日4時間の残業で達してしまう時間である。そもそも、この月80時間という時間の根拠はなんだろうか?

月200時間残業して元気な人もいれば、毎日定時で帰っているのに体調を崩す人だっている。人間の体力には個人差があって当たり前なのに、過労死ラインは一律、80時間を基準として、それを超えたらブラックというレッテルを貼るのは、時に労働者の意欲を削ぐ危険性を秘めている。

例えば、これから大学を卒業する「25歳に独立」という明確に目標を持った若者がいたとする。人材の確保、マネージングなどを3年間で学ばなければならないわけだ。
そういう人にとって短期間で独り立ちできる能力を身につけるには、休んでいる暇なんてない。ブラック企業が一番、手っ取り早くノウハウを身につけることができる。

大変だとか苦労だとか、はたまたブラックかどうかなんて、法律違反は別として本人のスタンスや考え方によってまったく異なるということである。
楽して仕事をしたい人は、はじめから選ぶ企業が間違っているわけで、自分の理想と合わないだけで、ブラックと連呼する前に、「次の居場所」を切り開く努力をしていくことを怠ってはいけない。

情弱はノマドワーカーに憧れ、そして否定する


情弱は話題のキーワードに飛びつく傾向がある。その典型的な例が「ノマド」や「ノマドワーカー」などである。

この「ノマドワーカー」という言葉が流行ってから、会社を辞めて「ノマド」になる人も増えてきた。(自分もその中のひとりである)
反面、「稼げない」ことに不安を感じ、結局サラリーマンに戻ったという人も少なくない。そういう人達を見て、「ノマドなんて幻想でしょ」と安易にノマド批判を展開する人がいる。

そういった批判をする人は、そもそもノマドワーカーになるために「自分がもっとも能力を発揮できる働き方」や「理想的なワークスタイルを実現するための十分な収入源を構築できるか」を追求したことはあるのか?

ノマドワーカーになるために、さまざまな情報を集め、自分にそれが可能かどうか考えることをしないのは、情弱がノマドワーカーになって失敗する典型例である。

まとめ

ブラック日本で搾取される情報弱者(情弱)は、「こんな人生にしたい」という思いはあっても、「自分には無理だ」「リスクが高い」との固定観念に縛られている傾向があります。

周囲から「そんなの非常識だ」「絶対、苦労するぞ」というプレッシャーをかけられて、やっぱり現状維持が一番と、勝手に結論付けてしまう。

ブラック日本で生きていくためには、さまざまな情報の裏側を探る訓練をすること

これまでの固定観念を払拭することで、今まで見えなかった道、ぼんやりしていて視界不良だった道も見えてくるのではないでしょうか。

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