ヤクルトのバレンティンが本塁打の日本記録55本を超えるであろう3つの理由

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photo credit: slagheap via photopin cc

昨日、8/25日の広島対ヤクルト戦で、ヤクルトのバレンティン選手が48号のホームランを放ちました。
ここ数試合でのバレンティン選手のホームラン量産ぶりはすさまじく、ここ6試合で6本と1試合1本のペースでホームランを打っています。

50本が近くなってくると、やはり気になってくるのが王、ローズ、カブレラがもつ55本という日本記録。
ヤクルトは34試合を残しているので、残り約4試合に1本のペースで本塁打を打てば、日本新記録である55本を抜くことになります。

現在のヤクルトのチーム状況も含めて、今はバレンティン選手が日本記録を達成するのに、3つの好条件が揃っています。

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好条件1.ヤクルトがセ・リーグであるということ

55本という日本記録は、昭和39年に読売巨人軍の王貞治選手(王監督)によって達成されました。今から約50年も前のことです。

それから年月が経ち、その記録が塗り替える可能性が高まったのは、昭和60年(1985)のランディ・バース選手。そうあの阪神が優勝した年です。
バース選手は54本を達成した時点での残り試合は2試合。その残りの試合は王監督率いる巨人でした。

巨人は王監督の記録を抜かせまいと、残りの2試合は敬遠策をとり続け、結果的に、王監督の持つ55本という記録に並ぶことさえできませんでした。

そして2001年のタフィ・ローズ選手、2002年のアレックス・カブレラ選手は55本という記録に並びましたが、これまた王監督率いるダイエー・ホークスに敬遠策を取られ続け、日本記録55本を超えることはできませんでした。

外国人が新記録を打とうとすると、執拗に敬遠策を取り続ける日本のプロ野球の悪しき慣習ですが、当の王監督は「自ら指示したわけではない」というコメントを出しています。
これが本当かどうかは、関係者以外知るよしもありません。

現在、王監督はソフトバンクホークスの会長を務めており、監督業は既に引退しています。
そのため、王監督の記録を邪魔する可能性のあるチームといえば、ソフトバンクが挙げられますが、ソフトバンクはパ・リーグのチームです。
セ・リーグのチームの選手と対戦することはありません。

パ・リーグのソフトバンクと対戦しないことは、一つの追い風になるのではと考えます。

好条件2:飛ぶボールの影響

2011年に導入された統一球、いわゆる「飛ばないボール」が今年から、「飛ぶボール」に、密かに変更されていたというニュースは記憶に新しいと思います。

【プロ野球・統一球問題まとめ】加藤良三コミッショナーのクビを取るのは選手会!? | ロケットニュース24

バレンティン選手は統一球が使われていた過去2年(2011年、2012年)も31本の本塁打を放っていますが、今年の量産ぶりは「飛ぶボール」の影響であることは、間違いないでしょう。

本塁打数でバレンティン選手を追っているDeNAのブランコ選手も過去2年は出場試合数は少ないですが、同じ100試合で24本というペースだったので、ボールの影響を受けているといえます。

そのため、「飛ぶボール」であることが2つめの理由です。

好条件3:チームが最下位争いをしている

ヤクルトファンの方には残念ですが、今のヤクルトはDeNAと最下位争いをしている状況です。
投手陣も振るわず、打線も低調で、なかなか浮上のきっかけを掴むことができていません。

しかし、逆に個人タイトルを狙うのであれば、最下位の状況は悪いことではありません。
現在、ヤクルトでタイトルに近いのは今年の新人で和製ノーラン・ライアンと評される小川泰弘投手の最多勝と新人王。
そして現在、打率2位、打点2位、本塁打トップのバレンティン選手の3冠王です。

バレンティン選手は本塁打の日本記録もかかっていますが、実は3冠王も狙える位置に付けています。
打率トップの中日のルナ選手は規定打席に達していない今の時点で、離脱することが濃厚になってきました。

そうなれば、この調子でいけばバレンティン選手は打率トップに躍り出ます。

問題なのが「打点」です。打点はトップのブランコ選手と現在、13打点の差があるので、今のヤクルト打線を考えると難しいところではありますね。

まとめ

50年ぶりに日本の本塁打記録が塗り替えられる可能性が出てきたことは、野球ファンにとっては、一大感心イベントです。

王監督率いるダイエー・ホークスが、ローズ、カブレラを敬遠し続け、新記録を達成出来なかった時は、「差別だ!」などと騒がれました。

新記録を達成する瞬間を見るために球場に足を運ぶファンがいるのに、記録のために敬遠し続ける光景を見るのは、ファンにとってはつらいものです。

先日、イチロー選手が日米通算4000本安打を達成した時は、メジャーではすべての選手がイチロー選手の記録を称えていました。

日本のプロ野球もバレンティン選手が55本に達した時は、敬遠策など取らずに、正々堂々と勝負して欲しいですね。

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