プロボノを知るためにボランティアシンポジウムに参加しました

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スクリーンショット 2013 03 01 18 17

最近、プロボノという言葉に興味があります。

きっかけは嵯峨生馬さんという方が書かれたこの本を読んだことでした。

簡単に言うと「仕事で得た知識やスキルを、社会貢献に生かしましょう」という活動を「プロボノ」と言うらしいのですが、自分はこの本を読んでいくつかの疑問を持ちました。

・仕事をしながら社会貢献なんて出来るのだろうか?
・ボランティアなので「無償」ということだが、本当にそんなこと出来るのか?

今回、この本の著者である嵯峨生馬氏が、千葉に講演に来られるということで、早速申し込んで行ってみました。

スポンサーリンク

プロボノとは?

改めてプロボノの定義をおさらいしてみます。

プロボノとは、今までの “労働力を提供するボランティア” とは異り様々な分野のプロが自分たちの専門的なスキルをNPOやNGOなどの社会活動に取り組む団体に無償で提供しサポートする、新しいタイプの社会貢献(ボランティア)のスタイルです。

講演は嵯峨氏だけではなく「プロボノワーカー」として実際に経験したことがある「パナソニック」や「マイクロソフト」などの担当者様達が、スピーチを行なってくれました。

実際に聞いてみると、仕事への良い効果だとか、プロボノワーカーとして活動した後に一緒に活動してくれた人との「絆」が出来たりだとか、プロボノの「メリット」というのはわかった気がします。

でも、その講演の中では「デメリット」の部分があまり語られていなかった気がします。
前述の私の疑問と同じような疑問をもった参加者もいたようで、質問コーナーでそのことを聞いてましたが、回答としてはあまり納得のいくものではありませんでした。

本業とボランティアの境界線

プロボノは企業という枠に縛られないスキルアップであったり、自分以外の他の誰かと何か活動をしてみたいと考えている人には、いい活動なのではないかと思います。

しかし、どうしても「無償」という活動ということから、「給料を貰っている」本業が忙しくなったり、時間的に融通が効かなくなってきた時に、どちらを優先させるかという選択を迫られる時が来ます。
その時に本業に影響をきたしてまで、プロボノを続けたいという人はいるのでしょうか?

本業を優先させた場合、チームとしてプロボノ活動をしている立場上、自分の役割を投げ出すことは他のメンバーに迷惑をかけることになり、顧客としてもそういう人に仕事を任せる気にはならないでしょう。

無償とはいえ、NPO側もその業務の説明であったり、プロジェクトの基礎設計段階で担当者の「時間」という投資はしている訳であるのだから「ごめん、みんな本業がちょうど忙しかったんで、失敗しちゃいました。テヘッ(^_-)」では済まされないのではないでしょうか。

企業側としても雇っている人間が、本業以外に仕事をやっていたら、あまりいい心持ちではありません。これは企業が副業を禁止することと同じ理屈です。

企業は社員の時間を「給料」というお金を出して買っているわけだから、「プロボノ活動が忙しくて遅刻しちゃいました!」では困るのです。

どういう人が向いている?

結局のところ、プロボノという活動と本業とで、時間の使い分けをどうするかが最終的な問題になってくると思います。

今回スピーチいただいた担当者様達は、マイクロソフトやパナソニックという大企業に属しているからこそ、企業のバックアップのもと、活動をすることが出来るわけで、少なくとも中小企業に属する人がプロボノ活動が可能なのかは疑問です。

中小企業は生き残るだけで精一杯で、社員の研修費用すら満足に出せていない所も多いからです。

デメリット部分ばかり述べてしまいましたが、同じ思想を持った人達と一緒に仕事をすることは良いことであるし、その問題で苦労すればするほど、乗り越えた時の喜びは何事にも代えがたいことは事実です。

乗り越える壁は大きいが、そういう事も含めて「プロボノ」という活動なのだと現時点では理解しています。

今度、プロボノについてもっと詳しく説明してくれる方がいたら、その話を聞きにいきたいと思います。(やっぱりイケダハヤト氏?)

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>